WSL上でのnvmによるNode.jsのインストールとバージョン管理
この記事ではWSL(Ubuntu)上にNode.jsの開発環境を構築する手順を解説します。Node.jsはJavaScriptをサーバーサイドやコマンドラインで実行するための環境で、Webアプリの開発だけでなく、各種の開発ツールを動かすためにも必要になります。
Node.jsはバージョンの更新が速く、プロジェクトによって要求されるバージョンが異なることが多いです。そのため、Node.js本体を直接インストールするのではなく、複数のバージョンを切り替えて使えるnvm(Node Version Manager)を経由して導入します。
WSLそのものの導入は科学技術計算のためのPC環境構築(Windows)を参照してください。
Node.jsプロジェクトを作成する前に、作業ディレクトリを準備する。
# 現在のディレクトリを確認(/home/ユーザー名 になっているはず)
pwd
# プロジェクト用のディレクトリを作成
mkdir -p ~/projects
# 作成したディレクトリに移動
cd ~/projects
/home/ussy/
├── projects/ # ここにプロジェクトを作成
│ ├── project1/
│ ├── project2/
│ └── ...
注意点: Windowsのドライブ(
/mnt/c/など)ではなく、Linux側(~/)に作業ディレクトリを作ることを強く推奨する。パフォーマンスとファイルパーミッションの問題を避けられる。
# nvmインストールスクリプトの実行
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.0/install.sh | bash
bashを使用している場合:
source ~/.bashrc
zshを使用している場合:
source ~/.zshrc
# nvmが正しくインストールされたか確認
nvm --version
nvm: command not found と表示される場合bashの場合:
# .bashrcを編集
nano ~/.bashrc
# 以下の行が末尾にあることを確認(なければ追加)
export NVM_DIR="$HOME/.nvm"
[ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh"
[ -s "$NVM_DIR/bash_completion" ] && \. "$NVM_DIR/bash_completion"
# Ctrl+O で保存、Ctrl+X で終了
# その後、再度読み込み
source ~/.bashrc
zshの場合:
# .zshrcを編集
nano ~/.zshrc
# 以下の行が末尾にあることを確認(なければ追加)
export NVM_DIR="$HOME/.nvm"
[ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh"
[ -s "$NVM_DIR/bash_completion" ] && \. "$NVM_DIR/bash_completion"
# Ctrl+O で保存、Ctrl+X で終了
# その後、再度読み込み
source ~/.zshrc
# 最新のLTS版をインストール(推奨)
nvm install --lts
# または特定のバージョンを指定
# nvm install 20
# nvm install 18
# インストールされたバージョンを確認
nvm list
# Node.jsとnpmのバージョン確認
node --version
npm --version
$ node --version
v20.10.0
$ npm --version
10.2.3
# インストール済みのNode.jsバージョン一覧
nvm list
# 利用可能なNode.jsバージョンを確認(リモート)
nvm list-remote
# 特定のバージョンをインストール
nvm install 18.19.0
# 特定のバージョンに切り替え
nvm use 20
# デフォルトバージョンを設定(新しいシェルで自動的に使用される)
nvm alias default 20
# 現在使用中のバージョンを確認
node --version
# 特定バージョンのアンインストール
nvm uninstall 18.19.0
プロジェクトディレクトリに .nvmrc ファイルを作成する。
# .nvmrcファイルを作成
echo "18" > .nvmrc
# そのディレクトリで以下を実行すると、.nvmrcで指定されたバージョンが使用される
nvm use
nvmを使用している場合、各Node.jsバージョンごとに独立したグローバルパッケージがインストールされる。
# グローバルパッケージのインストール場所を確認
npm root -g
# グローバルにインストールされているパッケージの一覧
npm list -g --depth=0
Node.js環境が正しく構築できているか確認する。
nvm --version でバージョンが表示されるnode --version でバージョンが表示されるnpm --version でバージョンが表示される~/projects ディレクトリが作成されている